肩こり腰痛改善のための知識【SBL】

こんにちは、トレーナーの畑です。

今回は少し難しい、筋膜についてお伝えします。
反り腰の方、慢性的な肩こりの方は要チェックの記事です。

人間の体は大きく分けて7つの筋膜(ワイヤー)によって姿勢が保たれています。

その7つどれかひとつでも、緩んだり、硬くなったりすると体に影響が現れます。

今回は7つのワイヤーの中でも、特に崩れやすい人間の体の後ろのSBLについて紹介します。
※SBL:スーパーフィシャルバックライン

SBLとは?!

SBLとは人間の体の後ろ側を支えている筋膜のことです。

具体的な筋肉のつながり(省略)

  • 足底筋膜→腓腹筋→ハムストリングス→仙結節靭帯→脊柱起立筋→後頭下筋→眼窩上隆起

簡単にいうと、足の裏からふとももの後ろを通って、お尻の中心、背中の中心、首の後ろ、頭のてっぺんまで1つの筋膜として繋がっています。

この繋がりがあることで、足の裏が疲労して凝り固まってしまうと、腰や、首にまで負担がかかってしまうことになります。

肩こりや腰痛を治そうとして、肩まわりや腰をほぐすだけでは効果が感じれない人は、足の裏やふとももの後ろ、頭のてっぺんをほぐしてみるのがいいでしょう。

SBLのほぐし方

SBLでとくに重要なほぐすポイントを紹介します。

足の裏

足の裏はSBLの始まりに位置します。
ここがほぐれないと、いくら腰をほぐしてもまたすぐ凝ってしまいます。

足の指に手の指を入れて、30回ほど前後させましょう。

ゴルフボールを踏んでコロコロするのもおススメです。

ふとももの後ろ

ふとももの後ろは、凝っている場合と筋肉が全く使えていない場合の2パターンがあります。
※筋肉が使えてない方の場合は運動が必須

ふとももの後ろは前屈のストレッチでもほぐすことができます。
そのほかにも、ローラーでコロコロするのもおススメです。

背中の中央

背中の後ろもストレッチポールなどで、コロコロするのがおススメですが、ストレッチポールがない方は、背中を丸めたまま腕を前方向に引っ張るストレッチをしましょう。

首の後ろ

SBLの場合は僧帽筋ではなく、首の後ろの付け根をほぐすのが重要です。
※僧帽筋とは肩たたきをする場所の筋肉

後頭部の付け根を10秒ほど押す。
耳の真横にある、窪んだとこを10秒ほど押す。
※後頭下筋

加えて頭のてっぺんも指でマッサージすると
ほぐれやすくなるので行ってみてください。

まとめ

SBLは体が前に倒れないように後ろ側から引っ張る筋膜です。

人間は前方向の動作が多いので、後ろの筋膜が張りやすくなります。

また、体の後ろ側の筋肉は鍛えるのが難しく、前側の筋肉より弱い傾向があるので疲労しやすい一面もあります。

肩こりや腰痛で悩んでいる方は、腰や肩など一つの箇所をほぐすのではなく、今回紹介したSBLの筋膜を全体的にほぐしてみてください。

もちろん鍛えて疲労しにくい筋肉を作ることも大切なので、ストレッチとトレーニングを並行して行なっていきましょう。

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