こんにちは、トレーナーのハタです。
3年間姿勢のチェックと、改善を行ってきて気づいたことがあります。
95%の人が、体の機能に悪い影響を与える姿勢だという事です。
良い姿勢を間違って理解し、実践してしまっている人もいます。
姿勢が悪いと、代謝の低下、肩こり腰痛、トレーニングの効率低下、
スタイルが悪く見えるといった、デメリットしかないです。
今回は、良い姿勢の基本と、姿勢改善方法を解説していきます。
<もくじ>
- 1.良い姿勢の基本
1悪い姿勢3タイプ
2正しそうに見えて悪い姿勢 - 2.姿勢の改善方法
1.良い姿勢の基本
良い姿勢は定義されています。
- 後ろから見たときの評価
- 後頭部の中心→背骨の中心→殿裂→両膝の中心→両くるぶしの中心
- 横から見たときの評価
- 耳→肩峰→腕の表面→大転子→膝の前部→くるぶしの2cm前部
※上記ポイントを一直線に通るライン(重心線)がいい姿勢といわれます。
自分で鏡越しに見るのではなく、他人からまたは、写真をとり評価して見てください。
1.悪い姿勢で多い特徴(セルフチェック)
悪い姿勢の中でもよくあるパターンをシンプルに解説。
どのタイプに当てはまるか確認してみて下さい。
- ※骨盤後傾…体育すわりの体勢な感じ
- ※骨盤前傾…お尻を突き出している体勢な感じ
骨盤後傾の猫背タイプ
傾向:猫背・膝が少し前に出ている・頭が前方移動・骨盤後傾
骨盤前傾の反り腰タイプ
傾向:反り腰・膝が突っ張っている・頭が前方移動・骨盤前傾
骨盤まっすぐ反り腰タイプ
傾向:反り腰・下肢は比較的正常・はと胸・重心後方に位置
2.正しそうに見えて悪い姿勢
周りから良い姿勢といわれたことがある方でも、
腰痛の原因になる姿勢の可能性があります。
見栄えの良いと、機能的な良いは違うからです。
※よくある正しそうに見えて悪い姿勢を解説します。
- 胸を張りすぎている
- 膝がピンと伸びきっている
- 上体が上向き気味
※一つでも当てはまったら良い姿勢ではありません。
胸を張りすぎている
男性はりりしく、女性は上半身のラインが綺麗に見えます。
しかし、腰にはかなり悪いです。
重心線からズレた上半身のラインは、腰で支えることになるからです。
肩甲骨が寄り気味の方は要注意です。
膝がピンと伸びている
下半身の姿勢が一直線で綺麗に見えますが、悪い姿勢です。
膝の過伸展と言います。
膝が過伸展すると、上半身でバランスを取ろうとして頭が前方に移動します。
結果として、首に負担がかかり肩こりに繋がります。
膝は緩ませて立ちましょう。
上半身が上向き気味
姿勢を良くしようと意識しすぎて、上半身だけを起こしてしまう人が多いです。
顎が上がりやすい、腰に手を当てて休む方は要注意。
良い姿勢は下半身から、足の裏の柔軟性から作れるものです。
2. 姿勢の改善方法
ここからは姿勢の改善方法をタイプ別でお伝えします。
骨盤後傾の猫背タイプ
改善方法,意識する点
- 肩甲骨を少し寄せる意識をする。
- お尻に力を入れて締める。
- 手の真下に膝があるか確認する。
鍛える筋肉
- お尻(大臀筋)背筋(脊柱起立筋),ひざ下の前面(前脛骨筋)
ほぐす筋肉
- 腹筋、ハムストリングス(太もも後ろ)ふくらはぎ、胸(大胸筋)
骨盤前傾の反り腰タイプ
改善方法,意識する点
- お腹に力を入れる。
- 膝の力を抜く。
- あごを引いて肩を少し開く。
鍛える筋肉
- 腹筋、内転筋、大臀筋、ふきらはぎ
ほぐす筋肉
- 背筋、お尻(大臀筋)、ひざ下の前面(前脛骨筋)、太もも前(大腿四頭筋)
骨盤まっすぐ反り腰タイプ
改善方法,意識する点
- 膝の力を抜く。
- あごを引く。
- お腹に力を入れる。
鍛える筋肉
- 腹筋、内転筋、大胸筋
ほぐす筋肉
- 背筋、首回りの筋肉(僧帽筋)
今回の紹介は、要点を絞ってお伝えしています。
全てを意識するとなかなか継続できません。
自分のクセに気づき、少しでも意識することで改善ができます。
姿勢は習慣から身につくものです。
全てを変えるのは無理なので、少しずつ鬼の継続をしましょう。
姿勢改善のストレッチとトレーニングは下記で紹介しています↓↓
[…] 今回の記事は、姿勢セルフチェック、3タイプに分類【改善方法も解説】の 続きになっています。 […]