こんにちは、トレーナーのハタです。
いろんな情報があるけど、結局筋トレ前後にどんな食事をしたらいいの?
本格的にジムで筋トレをしている人と、宅トレ頑張ってる人では同じ食事でいいの?
そんな疑問を持っている方のために、
筋トレ前後の食事の知識をお伝えします。
体を変えるには、筋トレ5割、食事5割と
言われるぐらい食事が大切です。
せっかく筋トレをするなら、効率よく筋肉がついて欲しいですよね。
この機会に筋トレ前後の、食事マスターになりましょう。
筋トレ初心者の方へ、詳しく説明していきます。
筋トレ前後の食事の効果
筋肉の成長とダイエットの効果は、筋トレ前後の食事で50%変わってきます。
ただヘルシーな食事を心がけるのではなく、筋トレ、ダイエットに効率的な
食事を心がけましょう。
筋トレ前の食事の要点
- (共通)筋トレ前後の食事で、脂肪を分解しやすい代謝にできる。
- 筋トレ前に栄養を摂取することで、筋肉に栄養が届きやすくなる
- 筋トレ、運動に支障が出ないようにできる。
筋トレ後の食事の要点
- 筋トレ直後は栄養が枯渇する(糖新生)
- 筋トレ後72時間は筋肉の、修理、成長が行われる。
大きく分けてこの5つです。
5つの要点を中心に解説していきます。
※事前に専門用語の説明
- GI値…血糖値の上がりやすさを表している。GI値が高いと血糖値が上がりやすい。
- 糖新生…筋肉を分解して、体を動かす栄養(糖)にしてしまうこと。
- アミノ酸…タンパク質が体内で分解されたもの。
- ミトコンドリア・・・人間の細胞内にあり、
酸素を活用して脂肪の燃焼を助けてくれる。 - 中性脂肪…糖質(ブドウ糖)の不足時、代わりにエネルギー源となる
筋トレ前の食事
結論から言うと、筋トレ前には、タンパク質、炭水化物、脂質全て栄養素を摂取しましょう。
一つでも栄養素を極端に抑えると、代謝が落ちやすくなります。
筋合成されにくい、体脂肪を使いにくい体質になってしまいます。
本格的に筋トレをしている人も、軽く筋トレをしている人も共通です。
(ウォーキングだけの人は炭水化物は控えめに)
この考えをベースに知っておきましょう。
下記で食事の時間、必要な栄養素目安、実際の食べ物について
解説していきます。
食事の時間
筋トレ2時間前には摂取しましょう!
食べ物の消化吸収には、時間がかかります。
食後動くのが辛いですよね。
胃に食べ物が入っていて、苦しいというのもあります。
その他にも、体が消化吸収に専念するために、
あえて活動を制限する本能に支配されているからです。
- 消化時間:タンパク質約4時間、炭水化物約2時間、脂質約7時間(NSCA参照)
この消化時間を考えると本当は、2時間以上空けたほうがいいです。
時間の調整が難しいときは、筋トレ60分前に
消化の早いものを中心に食事をしましょう。
(白米、うどん、和菓子、ゼリーなどの炭水化物)
ちゃんと消化された状態で、筋トレをする方が筋トレの効率も上がります。
必要な栄養素の目安
どのぐらいの栄養を摂取すればいいのか解説します。
- 30代の方の目安
タンパク質30g、炭水化物60、脂質15g(3:6:1)
自分の消費カロリーに合わせて摂取量を調整してください。
ダイエット中はアンダーカロリーは基本です。
こちらの記事もご参考にしてください↓↓
バランスよく摂取することで、筋肉の発達、脂肪を燃焼しやすい代謝の維持ができます。
タンパク質、炭水化物が不足していると糖新生を起こすので注意しましょう。
また、空腹での筋トレも厳禁です。
体内に栄養がないので糖新生を起こします。
力も出ず効率の悪い筋トレになってしまします。
実際の食べ物
筋トレ2時間前だと、絶対ダメな食べ物はありません。
1時間前になってしまったときは、
おにぎりや和菓子、うどんなど消化の早い食べ物にしてください。
タンパク質は消化に時間がかかるので、
筋トレ前にプロテインを飲んで対処しましょう。
プロテインはアミノ酸へ分解するのに30分ほどなので、
トレーニング中に糖新生を起こすことを防げます。
まとめ
- 筋トレ2時間前には食事を済ませる
- 栄養素はタンパク質、炭水化物、脂質を(3:6:1)で摂る
- 空腹でトレーニングはしない
- 時間がないときは、おにぎり、和菓子、プロテインを摂取
筋トレ前にオススメなサプリメント
筋トレ前にオススメなサプリメントを紹介します。
- CLA
- L–カルニチン
- カフェイン
CLA
CLAは運動中に、中性脂肪をエネルギーとして使う手助けをしてくれます。
脂質を控える食事をしている方にオススメです。
極端な脂質のカットは代謝を下げ、筋トレ、ダイエットの効率を低下させます。
運動30分前にCLAを摂取し脂肪を燃焼しやすい状態を作りましょう。
参考程度にこちらもどうぞ。私はこれを飲んでいます。
L–カルニチン
L–カルニチンは運動で燃焼した中性脂肪を、
効率よく体内で利用しやすいように運ぶ役割があります。
効率的にミトコンドリアを活性化でき脂肪燃焼効果を促進します。
CLAとセットで利用すると相乗効果です。
カフェイン
カフェインは脂肪燃焼効果があります。
自律神経を活性化させ代謝を促進し、血流増加を促します。
結果として中性脂肪の利用効率が増します。
筋トレ30前にコーヒーか緑茶を300ml程飲みましょう。
飲み物で十分ですが、一応サプリメントも紹介しておきます。
筋トレ前の食事(私の場合)
- 2時間以上ある場合
→タンパク質、炭水化物、脂質を(3:6:1)で摂取(700kcal) - 30分〜60分前の場合
→プロテイン50g飲む。みたらし団子3本食べる
→脂質はCLAかフィッシュオイルで摂取する
筋トレ後の食事
トレーニング後の食事も、タンパク質、炭水化物、脂質、
全て栄養素をバランスよく摂取しましょう。
極端な食事はかえって効率を悪くします。
バランスよく調整することが大切です。
とは言っても、目安はあります。
食事の時間
90分以内に食事を摂る、筋トレ直後にはプロテイン!
筋トレ直後のプロテインは有効です。
トレーニング開始から筋肉の分解と合成は始まっています。
トレーニングが終わったら速やかにプロテインを飲みましょう。
なんなら、トレーニング中に飲んでもいいぐらいです。
食事は、なるべく90分以内に食べましょう。
栄養が入ってこないと糖新生が活発になります。
必要な栄養素
トレーニング後は、炭水化物がやや多くなっても大丈夫です。
トレーニングで体内の糖質を使いきり、枯渇している状態になっています。
普段よりやや多く食べても脂肪として蓄積されにくいです。
筋トレ終わりにご褒美として、和菓子を食べるのはOK。
目安は、トレーニング前の食事と同じ割合の(3:6:1)を意識しましょう。
実際の食べ物
結論、筋トレ前の食事とあまり変わりません。
ただ、炭水化物を少し増やすときは、脂質には気をつけてください。
海鮮丼、お肉系料理(脂身除く)、日本食あたりがいいでしょう。
こちらの記事も参考になると思います。
筋トレ後オススメなサプリメント
トレーニング後にオススメのサプリメントは2つです。
- グルタミン
- カルシウム
グルタミン
グルタミンは筋肉の分解を防ぐ、腸内細菌のエサになる、
免疫力を保ってくれる効果があります。
筋トレで疲労している体を守ってくれます。
風邪を引きにくくしてくれ、腸内環境も整えてくれます。
私はこれを摂取しています。
カルシウム(ミネラル)
体内のカルシウムは、筋肉を動かす伝達物質として、筋トレで消費されます。
カルシウムが不足すると、筋肉が意図しない活動をしたりします。(足がつる)
しっかり塩分水分補給をしているのに、筋肉がつりやすい方にオススメです。
まとめ
総まとめです。
筋トレ前後の食事が大切な理由
- 筋トレ前に栄養を摂取することで、筋肉に栄養がいきやすくなる
- 筋トレ前後の食事で、脂肪を分解しやすい代謝にできる。
- 筋トレ、運動に障害が出ないようにできる。
- 筋トレ後は栄養が枯渇する
- 筋トレ後72時間は筋肉の、修理、成長が行われる。
筋トレ前の食事
- 筋トレ2時間前には食事を済ませる
- 栄養素はタンパク質、炭水化物、脂質を(3:6:1)で摂る
- 空腹でトレーニングはしない
- 時間がないときは、おにぎり、和菓子、プロテインを摂取
- サプリメントはCLA、L-カルニチンを摂る
筋トレ後の食事
- 筋トレ後速やかにプロテイン摂取
- 90分以内に食事を摂る
- 栄養素はタンパク質、炭水化物、脂質を(3:6:1)で摂る
- 炭水化物は少し多くてもOK
- サプリメントはグルタミン、カルシウムを摂る
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今回は基礎的な知識を紹介しました。
今後はよりコアな知識なども紹介して行きますので、
楽しみにしていただけますと幸いです。
こちらの記事も参考になるのでぜひご覧ください。