こんにちは、トレーナーのハタです。
今回は、くるみとアーモンドの栄養素の違いと食べ分け方を解説します。
くるみとアーモンドどちらも体には良いですが、体に影響する効果は違うので、食べ分けることができれば、健康管理の上級者になれます。
意外と知らないくるみとアーモンドの栄養の違いを学んでいきましょう。
アーモンドの栄養素と効果
アーモンドの栄養素(100gあたり)
- タンパク質…18.6g
- 脂質…54.2g(不飽和脂肪酸42g)
- 炭水化物…19g(食物繊維10g:糖質実質9g)
- ビタミンE…32.2mg
- マグネシウム…310mg
- カリウム…770mg
- カルシウム230mg
- 亜鉛…4mg
- 鉄…4.7mg
この栄養成分からアーモンドは、ビタミンE、マグネシウム、カリウム、カルシウムのミネラルが多いことが評価できるポイントです。
ビタミンEはくるみよりやや高く、抗酸化作用が期待できるので、老化防止に効果的です。
ミネラル(マグネシウム、カリウム、カルシウム)
ミネラルは、くるみより多いです。
ミネラルは、体の調子を整えたり、栄養の供給や筋機能を正常に保つ役割を担っています。
肌荒れや疲労の蓄積、足がつりやすくなったりするなどの症状改善に効果的です。
脂質も体に良い不飽和脂肪酸がほとんどですが、クルミと比べると脂質の質は落ちます。
しかし、くるみより総脂質摂取量は抑えることができるので、小腹がすいたときに間食として食べるのは、オススメができます。
クルミの栄養素と効果
クルミの栄養素(100gあたり)
- タンパク質…14.5g
- 脂質…68.8g(不飽和脂肪酸60g)
- 炭水化物…11.6g(食物繊維7.5g=糖質実質5.1g)
- ポリフェノール…1,855mg
- ビタミンE…27mg
- マグネシウム…150mg
- カリウム…540mg
- カルシウム…85mg
- 亜鉛…2.6mg
- 鉄…2.6mg
この栄養成分からくるみは、ポリフェノールと亜鉛、不飽和脂肪酸の栄養の高さが評価できるポイントです。
ポリフェノール
クルミはポリフェノールが多く含まれるため、抗酸化作用が高く、老化防止やアンチエイジングに効果があります。
また、くるみはビタミンEも多く含んでいるので、相乗効果が期待できます。
亜鉛
亜鉛はタンパク質の合成を助け、髪や肌を作る手助けをしてくれます。
筋肉の合成にも作用してくれるので、筋トレをしている人にとっては不可欠です。
また、精神面を整えてくれる効果や、男性機能を正常に保つ効果があります。
亜鉛は体内で作り出すことができないミネラルなので、積極的に摂取していきたいです。
不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)
クルミの一番おすすめポイントはここです。
脂質の中でも、ダイエットに最も効果的な多価不飽和脂肪酸が多く含まれており、脂肪燃焼効果が期待できるオメガ3も豊富に含まれています。
アーモンドとの違いはこの点にあります。
摂取の目安は、1日にクルミを7粒ほど食べることをオススメします。
まとめ
クルミとアーモンドのメリットと食べ方をまとめます。
ダイエット目的で食べるならクルミ
- 多価不飽和脂肪酸が多い
- 亜鉛が含まれており、タンパク質合成に効果的
- ビタミンEとポリフェノールが豊富でアンチエイジングに効果的
間食や体の調子を整えるなアーモンド
- ミネラルが豊富(カリウム、マグネシウム、カルシウム)
- 脂質量がくるみより少ない
- 食物繊維がくるみよりやや多いので腹持ちがいい
くるみ、アーモンドどちらも体に良い脂質が多く、ビタミンEも豊富で体に良いのは確かなので、味の好みで選ぶのでも良いと思います。
しかし、食べ過ぎる可能性の高い食べ物でもあるので、その点は注意してください。
1日に多く食べても20g以下にしましょう。